ホンマでっか!?TV 第32話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その2)
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※ 1人目、東野幸治

東野「悩みというのが、じっとできないんですよね。2時間が限度なんです。2時間たったら、急にシャッターが閉まって、すごく帰りたい気分になる。」
さんま「いらち、か。」
加藤「せっかちなんですよね。」
植木先生、「せっかちなご自分が嫌いなんですか。」
東野「大嫌いです。直したいと思っています」
植木先生、「心理学では、成人になってからは、性格が変わらないといわれている。せっかちな方は、IQが高かったり、仕事の能力が高い傾向にある。この性格は直らない。良いところなんですよ。性格を足そうとすることはできる。せっかちなまま生きていけばいい。」
さんま「どんな性格を足せばいいですか?」
植木先生、「2時間、飲み会にいられないというのは、自己開示をあまりしないとすごく時間が長く感じるんです。自分のことをあまり話さない方は、2時間が退屈に感じてしまう。東野さんが、自分の話ばかりすれば、朝まで語ったって飽きることはない。」
磯野「東野さんってすごい盛り上がっていても、しゅっと帰ってしまう。」
東野「年をとってきたら、せっかちがひどくなってきて。別れた奥さんと一緒に暮らしているんですけど、ガラスの家庭を一生懸命ぼくずっと持ってるんです。」

武田先生、「奥さんは、どこの出身?」
東野「名古屋。」
武田先生、「あなたは、どこの出身?」
東野「兵庫県です。」
武田先生、「日本の中でせっかちの一番は、大阪と兵庫なんです。2番が奈良。3番が神奈川でこの人たちは歩くのも早いし、奥さんがのんびりしているのは、地域が違うから。子供のころの環境である程度できてしまう。しょうがないですね。」

尾木先生、「集団のとき、一番最初にとっとこ歩くタイプ?」
東野「歩きます、歩きます。」
尾木先生、「ああ、そう。集団から離れ、先頭で歩く人は、自己中心的な考えを持っている。一番後ろを歩く人が、リーダー的性格なんです。」

児玉先生、「具体的な方法、言います。自分の独り言を好ましいメッセージに変える。手のひらに水性のマジックでいいので、『なんで、いらいらしてるねん、もっとゆったりせいや。』と書くんです。それを頻繁に見てください。」

池田先生、「東野さんね、せっかちというのは、約束を守るというか、時間に正確とか、そういう性格の裏返しなんです。せっかちを直すには、一回、約束を破ってみる。そうすると、自分も悪なんだなと思う。」

澤口先生、「東野さんの性格は直らないと思いますし、両親の性格を教えてほしいんですよ。遺伝性が非常にありますので。おそらく、ご両親のいずれかまたは両方がせっかちという性格をもっているのでは・・・。」
東野「父親がせっかちです。」
澤口先生、「遺伝もありますし、幼少期の環境もある。さらに、東野さんは、芸能界よりも政治家が向いている。脳科学者から見たら、典型的な脳のパターンを持っている。頭の回転が速い、記憶力いい、状況に応じ話す、せっかちなど起業家や政治家に多い。こういう方がいないと、世の中は成り立たない。プラスに考えて、自分は独特な人間であり、それは、生かしたほうがいい。」

テレンス先生、「東野さん、せっかちは子供のときから?」
東野「そうだと思います。」
テレンス先生、「それは、職業で拍車がかかっている。直したければ、引退するしかない。職業を変えることによって、せっかちが直るケースがある。」

門倉先生、「海外旅行とかどこが好き?」
東野「ハワイとか香港とか。」
門倉先生、「ハワイはだめなんです。日本人が多すぎて、生活リズムが日本と変わらない。おすすめの国は、インドなんです。インドは、ゆっくり時間が流れるので、そこに、1〜2年ほどいくと効果的。引退しないで長期休暇をとって行くといい。」

武田先生、「確かに、ぼくら全部せっかちかも知れない。外国なんて、エレベーターの閉まるボタンがあったとき、ボタンを押したら、『なんで押すんですか?』と言われる。外国には、ボタンそのものがない。窓口が3つあるとすると、10人くらい並んでいるところと、1人しか並んでいないところ、日本人のような島国の人は、1人のほうへ、大陸の人は、10人の後につく。大陸の人は、どっちがすいているかなんて考えない。」

児玉先生、「お風呂は長くないでしょ?」
東野「短いです。」
児玉先生、「1,2,3・・・100まで数えてみてください。」
東野「無理です。」

澤口先生、「これはひどくなるだけで直りませんから、個性として受け入れるしかない。無理やり直そうとするとストレスになる。それを売り出したほうがいい。」


※ 2人目、マツコ・デラックス

マツコ「どうしても、だめな男ばかり好きになってしまう。」
池田先生、「自分でだめな男と言っている人ってどんな人なんですか?」
マツコ「自分のことをできると思っている。自分は結構、万能だと思っている。勘違いというか自信過剰というか、そういう人ばかり好きになる。自分は万能だと思っていて実際は何もできていない人。」

門倉先生、「だめな男の人が増えているんですね。完全無欠な男が好まれたのは、明治時代から、高度成長期だけなんです。それ以外の時代は、日本の女性は、だめ男を好んできた。なので、マツコさんの行動は、大多数の人の行動です。」

植木先生、「自信のある人は、成熟した男を好きになるんですよ。自信のない人は、だめな人を好きになる傾向にある。マツコさんは、すごく優秀で何でも揃っているのに・・・。」
マツコ「何にもないですよ。私はコンプレックスの塊よ。」
植木先生、「自分自身と類似している人を好きになるんですよ。好きになる人は、マツコさん自身を投影している。完璧な男を好きになりたければ、自分に自信を持つことが重要。」

尾木先生、「赤ちゃんなんかじっと見たことあります?」
マツコ「赤ちゃんって相性悪いんだよね、いつも。」
尾木先生、「そうしたら、赤ちゃんをじっと見てね、母性本能みたいなものがあるの。」

澤口先生、「マツコさんは、恋愛脳と母性脳を併せ持っている。両方持っているので、恋愛脳のほうは、結婚のことを考えるので、本当にだめな男は好きにならない。母性脳の場合、だめな男を保護したい気持ちが出てくる。恋愛脳と母性脳が融合している。」
加藤「具体的にどうやったら直るとかあるんですか。」
澤口先生、「よい方法というのは、草食系男子と付き合うのがいい。」


※ 3人目、泉ピン子

ピン子「すごく、物忘れがひどい。」

尾木先生、「62〜63歳ころから、急に来なかった?」
ピン子「急にきた。」
武田先生、「どういう物忘れかでずいぶん違うから。」
ピン子「人の顔が覚えられない、名前が。せりふは覚えられる。」
武田先生、「物忘れっていうのは歳には全然関係ない。脳が破壊されているからでもない。その歳になって、自分がやらなくなったことが急激に出てくるんです。人間が覚えるのは、人生において必要だから。歳で忘れるのではなく、興味がなくなると物忘れをしやすい。」

池田先生、「今朝、何を食べたかなって思い出したときに、全部思い出せないということは、しょうがないことなんだよね。それを思い出させるためには、常に少し前の記憶を思い出すと定着しやすい。日記をつけることは効果的である。」

テレンス先生、「一人芝居をする。自分が命令し、自分で行動するといい。」

澤口先生、「散歩などの有酸素運動を毎日すること。魚とたまごを食べるようにする。魚の中には、悪玉コレステロールを低下させる成分が含まれている。なので、その上でたまごを食べても問題ない。」
ピン子「毎日、寝る前にできる簡単なことはない?」
澤口先生、「笑っていればいいです。笑うことは、すごく脳にいいので。」

植木先生、「30〜60歳代までの普通の度忘れは、1日に5〜8回はある。短期記憶が抜けてしまうということは、年齢に関係なくある。もし、思い出せなかったら思い出さなくていい。無理に思い出そうとすると、エネルギーを使い、ほかのも思い出せなくなる。」

武田先生、「歳をとると物忘れをすると思うので、物忘れが増える。若い人は、物忘れを気にしない。だんだん、根気がなくなったり、考えるのがいやになるのをどうやって防ぐかのほうが重要で、いい方法がある。100から7ずつ引き算をすることを繰り返す。これは、意外と難しい。これがややこしいと思ったら、ちょっと危ない。歳をとっても第一線で活躍するには、我慢強さと自身が必要。」

澤口先生、「単純な記憶は、18歳をピークに下がる。しかし、あがる記憶もある。あがる記憶が今の段階で下がっていたら、今後、芸能生活は危ないです。あがる記憶は、記憶を活用する能力なんですけど、いろんな新しい芸をするとかそういう能力が上がっているのであれば、全然問題ないです。ただ、ダイエットとかすると、記憶力が下がることもある。」
尾木先生、「要約すると、大丈夫ですよ。」
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