ホンマでっか!?TV 第1話
「浮気する男性は生まれつき遺伝子で決まっている!?」
※ 出演者紹介
(司会)
・明石家さんま
・加藤綾子(フジテレビアナウンサー)
(タレント)
・ブラックマヨネーズ
・七尾藍佳
・小池栄子
・磯野貴理
(ほんまでっ会)
・宮崎哲弥(政治経済評論家)
・テレンス・リー(軍事評論家)
・武田邦彦(環境評論家)
・池田清彦(科学評論家)
・井上公造(芸能評論家)
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※ 浮気する男性は生まれつき遺伝子で決まっている!?
この話は、もともとねずみの話から始まった。ねずみには、2種類の遺伝子があり、1つは、「乱婚型」、浮気ばっかりしている。もうひとつは、「一夫一妻型」。もし、「一夫一妻型」の遺伝子が働いていれば、うまいぐあいに、一夫一妻になるのだが、働いていないと、乱婚になる。人間にも、同じような遺伝子があって、どっちが結婚生活に良好かという調査が過去に行われた。すると、「一夫一妻型」(正常型)の遺伝子を持つ男性は、結婚生活が良好だった。しかし、「乱婚型」(変異型)の遺伝子を持つ男性は、しょっちゅう離婚を繰り返したり、結婚しなかったりした。
次に、「一夫一妻型」の遺伝子を、「乱婚型」の遺伝子を持つねずみに入れてみた。すると、そのねずみは、「一夫一妻型」になった。
※ 遺伝子操作をすれば、浮気癖が治る!?
池田先生によると、「遺伝子のせいで100%浮気するわけではなく、あくまで、確率が高くなるだけ。」とのこと。
テレンス先生いわく、「ねずみのオスの95%が「乱婚型」の遺伝子を持っている。こういう話になると、必ず、男が浮気性と言う話になる。でも、女性にも浮気性がある。」
※ 女性も遺伝子的に浮気癖を持っている?!
磯野さんいわく、「ない。ない。」
人間は、男の遺伝子(Y染色体)と女の遺伝子(X染色体)を持っている。男の遺伝子は、胎盤に、「大きく育て」と働きかける。一方、女の遺伝子は、「小さく育て。」と働きかける。それは、男の遺伝子は、それぞれの女性に対して、強い子供を作ろうとし、女の遺伝子は、いろんな男性の子を生もうとするので、1人の子にあまりエネルギーを使おうとしないから。遺伝子的に、女性は、子供を作ったら、別の男性の子供を身ごもろうとする。今の子供を生んだら、次は、また別の男性から、より強い子供を生みたいと言う本能が働く。
※ 男女の体の大きさで「一夫一妻」向きか分かる?!
ゾウアザラシという動物は、1夫300妻〜1000妻と言われている。ゾウアザラシのオスは、メスの6〜7倍大きい。人間も若干、男性のほうが体が大きいから、1夫1.2妻くらいと言える。
※ 浮気をする男性は「牙」で見分けられる!?
猿は、基本的に、「一夫多妻」、鳥類は、90%以上が、「一夫一妻」、哺乳類では、狼が、「一夫一妻」。人間が、一夫多妻から一夫一妻に移る過程で、男の牙が短くなっていった。つまり、歯が出ている人は、その名残で、「一夫多妻」の傾向がある。
※ ハゲは遺伝する!?
磯野、「ハゲとかも遺伝とかで決まっていたりするんですか。」
宮崎先生、「遺伝ですよね。」
※ ブツブツも遺伝する!?
磯野、「ブツブツも?。」
池田先生、「うん。」
磯野、「生まれる前から、ハゲもブツブツも、決まっていたわけだ。」
※ 芸人は、ハゲ・ブツブツの遺伝子を持っていたほうが有利!?
井上先生、「ブツブツとかハゲとかの遺伝子をもって生まれたと言うことは、芸人にとって、武器なのではないか?」
※ ハゲの男性は精子が多い!?
吉田(ブラックマヨネーズ)いわく、「こいつ(小杉)は、2泊3人で女の子と宮古島に行った。その間、ひとりの女の子相手に、8回やった。」
テレンス先生いわく、「(小杉さんは、)男性ホルモンが強いんですよ。男性ホルモンが強いと言うことは、いっぱい(精子を)作っていると言うことだから、いっぱい作っているということは、出したいから、浮気もする。」
※ 自分がかかる病気は遺伝子ですぐ分かる?!
この人がどういう病気にかかりうるかは、分かるようになってきている。人間の遺伝子は、解析されていますから、それを調べると、かかる病気や寿命までわかる。
※ 人間の遺伝子は1時間くらいで解析できる!?
※ 遺伝子を調べる値段は1万円!?
池田先生いわく、「値段も1万円くらいしかかからない。しかも、それによって、かなりの事が分かるようになると、将来、自分だけにあった、オーダーメイド医療が可能になる。例えば、肺がんは、7,8個の遺伝子が関係している。しかも、その遺伝子すべてが壊れないとガンにならない。ガンに関する正常な遺伝子が少ないほど、ガンになりやすい。タバコを年中吸っているのに、ガンにならない人は、生まれつき遺伝子が完璧な状態。」
※ タバコを吸って長生きする治療法ができる!?
池田先生いわく、「ガンに関する遺伝子が正常な人は、、タバコを吸ったほうが、ストレスがたまりにくく、長生きできる。」
さんまいわく、「人間ドックに行くよりも、こっちのほうが正しいんですか?」
池田先生いわく、「そりゃ、全然そうですよ。」
※ 遺伝子のせいで将来の保険料が高くなる?!
宮崎先生いわく、「気をつけないといけないのは、自分の病気に関する遺伝子情報が手軽に分かるのはいいことだが、この情報を生命保険会社があらかじめ得た場合には、遺伝子の質によって、保険料を高くされてしまう可能性がある。」
池田先生いわく、「就職差別とか、結婚差別とか、いろいろ面倒な問題が起きる。」
宮崎先生いわく、「遺伝子情報は、今後、コアな個人情報になる可能性がある。」
※ 米軍の研究所付近でホタルタヌキが見つかった。
テレンス先生いわく、「遺伝子操作で、光るたぬきや、エラ呼吸する兵士を作り、軍事利用するうわさがある。今の技術で作れるかどうかは不明だが、そういったことを考えている変態学者は、いくらでもいるだろう。」
※ 人間の腎臓を持つブタが出来る!?
武田先生いわく、「豚の中に、人間の腎臓の遺伝子を入れる。すると、形は豚だけど、人間の腎臓を持つ豚が出来る。その豚の腎臓を切り取って、人間に移植することも可能になる。」
※ ブタと人間は実は臓器が似ている!?
宮崎先生いわく、「豚と人間の内臓はよく似ていて、」
池田先生いわく、「アメリカでは、臓器移植用にミニブタを作っている。ブタの心臓は、人より大きいので、小さいミニブタを作っている。ブタと人間は、免疫が違うから、遺伝子改良して、人間の免疫に近いブタを作ろうとしている。」
※ 遺伝子操作で体が人間のブタが出来る!?
武田先生いわく、「はじめは、1匹のブタに、人間の腎臓を持たせて、移植したら残りは食べる。これは、まだいいほうで、腎臓も肝臓も、臓器は全部人間にして、そのうち、皮膚移植もしたいといって、首から下は人間の体で、上だけブタと言うのを作ったら、一匹で全部こと足りる。はじめは、人間腎臓ブタ、次は、人間内臓ブタ、首から下は全部人間ブタ。」
さんまいわく、「紅の豚じゃん。」
※ ブタに代理出産してもらう!?
池田先生いわく、「究極は、豚の子宮を利用して、ブタに代理出産してもらう。すると、女性の人は、楽になる。」
武田先生いわく、「ブタに人間の受精卵を入れるんですよ。。」
※ 核ミサイルのボタンを押す兵士の選び方は?!
池田先生いわく、「科学者と言うのは、色々実験をやりたがるが、それをうまく悪用しないようにコントロールする必要がある。」
テレンス先生いわく、「悪用という言葉が出たが、核ミサイルの発射スイッチを回すとき、2人で回すんですけど、土壇場になって良心が働いて回せない兵士がいる。これは、作戦実行の上で困るので、遺伝子レベルで良心を調べる。」
※ 核ボタンを押す兵士は良心がない男?!
テレンス先生いわく、「遺伝子レベルで良心を調べて、絶対にスイッチを回せる兵士に担当させる。1980年代、訓練ではない空気の中で、回せない兵士が多かった。」
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(第2話に続く)