ホンマでっか!?TV 第18話
「20歳のときから5キロ以上やせると死亡率が高くなる!?」
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20歳のときから5キロ以上やせると死亡率が高くなる?!

池田先生いわく、「これは、厚生労働省の調査なんだよね。40〜69歳の男女9万人を調査した。20歳の体重より、5キロやせた人、同じ人、太った人のうち、男性は、5キロ太った人が一番長生きした。男女ともに、5キロやせた人は、死亡率が高かった。太ったほうがいいと言うのは、統計的に明らか。」


※ (No.001/017)やせるより適度に太るほうが長生き?!

池田先生いわく、「太ったほうがいいと言うのは、統計的に明らか。健康な人は、食欲があるから、健康でない人は、食べることが出来ないから、無理に太れば、寿命が延びるわけでもない。」


※ (No.002/017)コレステロール値の高い人は長生きする?!

池田先生いわく、「コレステロール、血圧は、高いほうが良くないと思っているかもしれないけど、そんなことはなくて、コレステロールなんか、180以下の人は、ガンで死ぬ率が圧倒的に高くなる。220以上は、異常だと言っているが、統計的に調べると250くらいの人が一番長生きする。」
池田先生いわく、「血圧も160〜180くらいまでは、ほとんど死亡率が変わらない。ここから高くなると、まずいけどね。あんまり気にしないほうがいい。」

※ (No.003/017)11歳までに寿命が決まる?!

澤口先生いわく、「ざっくりこれだけ言って帰ってもいいくらいなんですけど、寿命の長さは、11歳くらいで決まっている。11歳の時のIQが高いと、長生きすると言うデータがある。11歳くらいのときのIQは、将来あまり変わらないので、11歳のときのIQでその人の寿命が予測できる。


※ (No.004/017)幼少期の食事で太りやすさが決まる?!

澤口先生いわく、「もうひとつは、幼少期です。幼少期の乳児期に、メタボリックインプリンティング、他の言い方をすれば、メタボの刷り込み。刷り込みと言うのは、一番最初に見た動くものを親と思う現象。それと同じように、幼少期の食生活その他で、脂肪の燃焼などの代謝系が刷り込まれてしまう。生まれてからの、母乳だとか、炭水化物の取りすぎだとか・・・。そのときに母乳で育てなかったり、離乳食に炭水化物が多いと、刷り込まれてしまうので、大人になってからダイエットが難しくなってしまう。また、太っている人は、食べることの脳活動が、常に活発な状態。」


※ (No.005/017)妊娠中も子どもが太るか決まる?!

池田先生いわく、「第二次世界大戦中にオランダで食糧が無くなってしまった。そのときに妊娠していた女の人は、全然食わなかったでしょ。9ヶ月くらいたって、ナチスが敗れて、いっぱい食い物が来た。なので、そのとき生まれた子供は、すごい肥満児になった。おそらく、お母さんの栄養状態が悪いと、それがお子さんに刷り込まれて、非常な肥満児になる。妊娠中にかなりの部分が決まる。なので、どんなものを食べて、子どもを育てるかは重要。」


※ (No.006/017)2007年にダイエットが寿命を延ばすと判明?!

澤口先生いわく、「体重に関しては、遺伝50%。身長は、遺伝80%。ダイエットの関係で、2007年から重要なことがわかっている。ダイエットは悪いと思いがちだが、ある程度のダイエットは、長生きを導く。イースト菌の遺伝子を解析し、分かってきたことで、その菌の遺伝子と人間の遺伝子を比較すると、ダイエットが寿命を延ばすことが分かってきた。」


※ (No.007/017)内臓を休めると寿命が延びる?!

テレンス先生いわく、「よく言われているのがですね、体重の増減ではなくて、週末の断食道場とかあるじゃないですか。定期的に内臓を休めることなんですよ。食べ物をとると、内臓に負担がかかり、寿命が縮まるとされている。食生活の改善で寿命は延びたが、成人病などの死亡率は高くなっている。」
武田先生いわく、「今から80年前は、平均寿命が男女とも45歳だった。現在は82歳。となると、80年たつと40歳平均寿命が延びる。自分が1歳生きると、だんだん、先が長くなって、もっと長生きになる。」


※ (No.008/017)人間の寿命の限界は120歳?!

池田先生いわく、「人間の寿命は、どんどん延びてくるんだけど、上限が決まっていて、120歳以上は、まず生きないですね。一番長生きした人は、122歳。ジャンヌ・カルマンさん(フランス)。だいたい、115歳くらいで長く生きてもなくなってしまう。原因のひとつは、テロメア。テロメアは、50回くらい分裂するとなくなってしまう。それに要するのは、120年。もうひとつは、神経細胞は、細胞分裂しない。なので、神経細胞に老廃物がたまり、次第に壊れてしまう。壊れる限界が120年。」


※ (No.009/017)生物の寿命は振り返る回数で決められてる?!

武田先生いわく、「例えば、象とか大きい動物は長く生きるわけ。亀は1000年とか言われてるでしょ。かわいそうに蜂とかそういう動物は、1年くらいしか生きられない。かげろうは一瞬。でも、神様は平等で、大きな動物は、1回振り返るのに時間がかかる。ネズミなんかは、ぴゅっと回る。簡単に言うと、生涯で振り返る回数が同じように寿命が決まっている。振り返る回数など行動回数が多い動物は早く死ぬ。」


※ (No.010/017)アメリカに14日間の「長生きプログラム」?!

澤口先生いわく、「長生きの方法として、食べ物だとか、脳の活動を変えたりして、14日間の長生きプログラムがすでに出来ているんです。いわば、断食と言った感じでしょうか。修行みたいな。食事を制限し、脳の活動を変える。プログラムを受けた人が今後どうなるかは分からないが、実施後の脳を見ると、長生きする脳に変化していた。」


※ (No.011/017)脳を見れば長生きするかが分かる?!

さんま「パネラーの脳を見たら、長生きする脳か分かりますか?」
澤口先生いわく、「わかりますよ。」
澤口先生いわく、「現在は、脳が寿命をコントロールすると言う考え方が主流なんです。」


※ (No.012/017)胎盤エキスで若返る?!

木村先生いわく、「脳のプログラムとか言われているのも、普通の人がどうやってやるんだという話になるんですけど、私は、美容の仕事をしていますので、患者様には、『プラセンタ(胎盤エキス)を毎週打ってください。』と言っている。クリニックで打つと、1回2000円が相場。胎児は、受精卵という砂粒よりも小さいのが、10ヶ月もすれば、3000kgになるわけで、細胞を作る働きが胎盤にある。本来、産婦人科で捨てられる胎盤を製薬会社が持ち帰り、エキスの原料にする。それを打つことで、自分の体内に胎盤を取り込むことが出来る。それによって、胎児環境に持ってくる。まさか、お母さんの子宮にいまさら入るわけに行かないので・・・。」


※ (No.013/017)胎盤エキスで美肌+発毛?!

木村先生いわく、「また、胎児環境になると、細胞をよみがえらせる働きがある。なので、『肌がきれいになる。』、『老けにくくなる。』、『毛が生える。』などの効果がある。」


※ (No.014/017)瞑想すると脳が若返る?!

澤口先生いわく、「脳科学的にいくつか若返りの方法が分かっている。1つは、瞑想です。瞑想することによって、脳が熱くなります。」
小杉(ブラックマヨネーズ)、「瞑想ってどういう状態ですか?」
澤口先生、「意識を集中させると言うか。何も考えない。」


※ (No.015/017)かぼす・ゆず・すだちで若返る?!

テレンス先生いわく、「簡単な方法もあるんですよ。レスベラトロールという物質が長寿を司っている。この物質が、かぼすや、ゆず、すだちにあることが分かった。果汁に多いんですけど、香りでもいいらしい。冬至に入るゆず湯にも若返りの効果がある。」


※ (No.016/017)逆ウォーキングで若返る?!

テレンス先生いわく、「逆ウォーキングって知ってますか? 後ろ向きで歩くの。あれが若返りに良い。後ろ向きって、普段使わない筋肉を使うため体に良い。」


※ (No.017/017)満月の光を浴びると若返る?!

テレンス先生、「マリエさん、月光浴は、やってます?」
マリエ「月光浴?」
テレンス先生、「満月の夜に月光浴をやっている女性は、何歳も若返る。狼男の伝説って満月じゃないですか。男性は、男性ホルモンが出るんですよ。女性は、女性ホルモンが分泌されるので、きれいになる。」

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※ 出演者紹介

(司会)
明石家さんま
加藤綾子(フジテレビアナウンサー)

(タレント)
ブラックマヨネーズ
マツコ・デラックス
マリエ
島崎和歌子

(ほんまでっ会)
池田清彦(科学評論家)
テレンス・リー(軍事評論家)
武田邦彦(環境評論家)
木村知史(美容外科医)
澤口俊之(脳科学評論家)

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