ホンマでっか!?TV 第55話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その12)
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木村祐一

木村「細かいところに目が行き過ぎて、自分でイライラしてどうしようもなくなる。」
おおたわ先生、「どんなことで腹が立ちますか?」
木村「エレベーターに乗ろうとしたときに、先に乗っていた方、一緒に乗ってくる方、ボタンの前に立ちはだかる。」
おおたわ先生、「血圧は高いですか?」
木村「130〜140。」
おおたわ先生、「以前、1回前の奥さんにキム兄さんの体について相談されたことがある。血圧が高く、細かいことに気付く、短気は、脳出血のリスクが高い。50歳代から危ない。」
木村「出来るだけ、穏やかに生きたい。」

尾木先生、「真面目な話、アメリカの心臓協会のデータでは、温厚な人寛容な人と比べて、短気な人は、40%ほど死亡リスクが高い。」
おおたわ先生、「60歳も結構きつい気がする。」

武田先生、「腹立つことを少し上げてもらうと。」
木村「車と歩行者の関係。車で左折の時に、歩行者は、早くわたってほしい。」
テレンス先生、「運転しているとき、かなりイライラするタイプ?」
木村「そうですね。」
テレンス先生、「事故を起こしたことは?」
木村「あります。」
テレンス先生、「やっぱりな。病気も心配ですけど、事故死も心配。注意しているつもりで、怒っている方を考えてしまい、前方不注意で事故を起こす。」

植木先生、「結構、さびしがりではないですか?」
木村「いいえ・・・。さびしがり屋です。」
植木先生、「30歳代前後で作られる、社会的性格、職業に付いたり車を運転するようになって付いた性格でイライラする。怒りっぽくなるのは、木村さんが、先走りして、人よりも先に物を考える力があるから。」
木村「人に対する期待値が高い。」
植木先生、「その期待値が、常に裏切られている毎日」

植木先生、「カウンセリングをしているとき、怒りっぽい、イライラしているということで悩む人は多い。そういう方の話を掘り下げると、自分が先回りして、分ってくれないという孤独感を感じて落ち込んでいる。ただ、木村さんのように、それをネタにして、面白く話すのは自己セラピーになっている。」
テレンス先生、「腹立つツボが一緒。性格は治らない。人間関係の整理しかない。自分を分かってくれる友人と付き合う。」

池田先生、「細かいことを気にするのは本当は悪いことじゃない。天才は、すべて細かいことを気にした人。芸術家や科学者は、細かいことを気にしないとできない。自分が気にすることと気にしないことを分けることが必要。頭を切り替える。ただ、考えちゃうとなかなか切り替わらない。どうするか、何かあったら、自分でアクションを決めておく。アクションをしたらもうイライラするのを止める。」

武田先生、「自分の顔をわかっていない。毎日、5分くらい鏡を見たほうが良い。腹立つ人の顔の横に自分の顔を置くと、腹立たないと思う。出来がもう一つだから。」

植木先生、「ただ怒るだけでは、嫌な印象しか残らず、内容が相手の記憶に残らない。内容を残る為には、アサーショントレーニングという心理療法があり、注意した内容に期待と提案を入れるといい。」

尾木先生、「コンビを組まれると良い。」木村「テレンス・リーさんと?」
尾木先生、「コンビを組まれることで、相手と呼吸を合わせることによって、性格が変わる可能性がある。」

門倉先生、「怒りを鎮めるポーズとして、インドのヨガがあるんですけど、コブラのポーズ。腹ばいで寝込んで、両手をついて、上半身を上げる、その状態で息を吸う。そして、息を吐きながら戻る。」

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