ホンマでっか!?TV 第56話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その13)
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田村淳

田村「自分勝手な人間で、計画通りに事が進まないとものすごくイライラする。」
武田先生、「その病気はいつごろから始まった?」
田村「病気なんですか? 小っちゃいころから。」
尾木先生、「忙しくないと落ち着かないタイプ?」
田村「小学校のころは、学級委員長は絶対にやりたかったし、生徒会長をやってたんですよ生徒会長をやると、学校を牛耳れるとおもったんです。スケジュールを埋めてないと嫌だったので、塾とか習字とかソフトボールとかバスケットとか小学生だったのにスケジュールびっしりだった。休みがあまりほしくない。」
尾木先生、「間違えなく、過労死する。」
田村「充実してるのにですか?」
尾木先生、「充実じゃないのよ。誰かとどこかに行くときに先頭に立って引っ張っているほう? 後ろからついていくほう?」
田村「仕切りたいですね。注文も自分がしたいです。人が頼むものは信用していない。俺が注文するものが一番おいしい。」
尾木先生、「はっきり言って、最悪。」
田村「チリで落盤事故があったでしょ。あの時の本当のリーダーの人は、何番目に出たと思います? 一番最後なんです。真のリーダーは、一番後ろから全体を見ている人。」

澤口先生、「ご自身が思っているより、本当に深刻ですよ。いろんな人生相談を見ていますけど、かなり深刻な方の一人です。脳科学的には、どこか脳の委縮を疑います。不安神経症、強迫神経症の疑いあり。これ以上伸びません。このまま、孤独死です。」

重田先生、「澤口先生のおっしゃったとおりで、同じことを言わせていただきたい。要領が悪い仲間の方とか、料理をしていても段取りの悪い女性の方とかどう思います?」
田村「ゆでている間にこっち出来るだろと思う。」
重田先生、「そうですよね。そのままの生活をすると、老後さびしく心臓病で孤独死する。忙しく仕事をする人は、10年後に仕事で伸び悩む確率が高くなる。将来的に実績が無くなっても性格は変わらないため、周囲から相手にされなくなる。」

金子先生、「今の性格のままで億万長者になりたいと思いませんか?」
田村「なりたいです。」
金子先生、「淳さんの女性関係、飲み屋に行っていろいろ聞いてきた。私の友達の友達が付き合ったって人がほとんど。渋谷も赤坂も六本木も夜型飲食店に行くとその話題になる。いいところは、過去に付き合った女性が誰も淳さんの悪口を言っていない。別れ方がうまい。取引先との関係を壊さずに取引をやめたいと望む企業が多いので、上手な別れ方の技術を活用すると経営コンサルタントとして成功する。」

尾木先生、「おなかに手を当てて、指先で胸を軽くたたくと心が落ち着き、イライラがなくなる。」

尾木先生、「お寺のお坊さんってスケジュールがきっちきちなんです。ただ、坐禅の時間があるため、気持ちも落ち着く。」
尾木先生、「坐禅をするとなぜいいかというと、坐禅中は頭をからっぽにする。普段は、次何すると絶えず考えている。それは、心臓に非常に悪い。空白の時間を作るようにする。『今日のデートは彼女に任す。』など、何も考えない日を意識的に作る。」

武田先生、「天気予報を見ない、傘を持たない。雨があればずぶぬれになるが、家に帰って風呂に入れば、今まで味わったことがないみたいにジーンと温まってくる。飲み屋に行ったときに、ひどい目にあったと話ができる。酒の肴になる。計画通りに毎日を過ごすと狭い人生を送ることになる。」

門倉先生、「計画に縛られる人生なんて嫌ですよね。そういう風にならないように・・・。時間の流れる速度が遅い国でのんびり旅をするとイライラしなくなる。」

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