ホンマでっか!?TV 第57話(その1)
「歩くのが遅い人は速い人より1.5倍死亡率が高い!?」
※ 歩くのが遅い人は速い人より1.5倍死亡率が高い!?
池田先生いわく、「5年間にわたり、65〜85歳、3000人を対象にフランスの医療機関が調査した。歩くのが遅い人は、速い人より、1.5倍、死亡率が高い。理由は、具合の悪い人は、速く歩けないから。速く歩くと、コレステロールや脂肪が減り体に良い。」
※ (No.001/028)脈拍数120以上を保つ早歩きは健康に良い!?
池田先生いわく、「脈拍数を120以上を保つような早歩きをすると良い。家で運動するのもよいが、会社へ行く途中とか、学校に行く途中とかに意識的に早足にすればいい。すると、脳の細胞が増えて体に良い。安静時の脈拍は75前後なので、120以上はかなりの負荷が必要。」
※ (No.002/028)人間が踏ん張れるのは筋肉だけ!?
武田先生いわく、「マツコさんに速く歩くのは勧められない。相撲取りで太った人、昔なら小錦・・・。」
さんま、「今だったらマツコ。」
武田先生いわく、「土俵際までいって相手がいなくなると、土俵の外に出て行ってしまう。踏ん張ればいいのにと思うが、人間が踏ん張れるのは筋肉だけ。筋肉は脳の指令で制御できる。脂肪は制御できない。なので、そのまま土俵の外に行ってしまう。」
※ (No.003/028)B型の人はノロウイルスに感染しにくい!?
門倉先生いわく、「B型の人は、ノロウイルスにかかりにくい。ノロウイルスは30種類くらいあるが、日本で流行するノロウイルスは、B型の人の細胞に結合しにくい。」
※ (No.004/028)だ液にも血液型がある!?
秋津先生いわく、「正しくは、B型の人が絶対にうつらないわけではなく、特殊な血液型で、分泌型A、分泌型Bといって、唾液に血液型がある。唾液に「A」の抗原が分泌されるB型の人は、感染しにくい。」
※ (No.005/028)多くの人とのキスは歯周病&虫歯が増加!?
おおたわ先生いわく、「たくさんの人とキスをしすぎると、歯周病や虫歯が増えます。」
池田先生、「キスをするとその人と細菌を共有することになる。」
※ (No.006/028)歯周病菌が体に入ると糖尿病になる可能性が!?
武田先生いわく、「歯周病がひどいと、菌が入り、糖尿病になる。」
※ (No.007/028)花粉症のクシャミはすぐ止めたら悪化する!?
秋津先生いわく、「花粉のくしゃみは、すぐ止めると良くない。花粉症は、体に入った異物なんです。本来は、異物を出そうとして鼻水を出すんです。目に入った異物を出そうとして涙を出す。早くとめると、異物が残ったままになる。」
※ (No.008/028)舌の下に抗原を入れる花粉症治療がある!?
秋津先生いわく、「舌の下に抗原を入れる舌下治療がある。スギ花粉を濃縮した液体を舌に入れる。すると、舌の裏の血管から直接吸収される。普段からそういった刺激に慣れさせておくと、いざ花粉が来ても体が反応しなくなる。」
※ (No.009/028)花粉症予防のお米を研究中!?
秋津先生いわく、「将来的には、米にスギ花粉を付ける。スギ花粉の性質を持つ米を作り、その米を食べて花粉症を予防する。」
武田先生、「花粉症は、杉があるからいけない。杉は子孫を作りたいから花粉を出す。伐採してしまえばいい、全部。」
※ (No.010/028)高齢者は話しながらの食事に要注意!?
池田先生いわく、「年寄りはしゃべりながら食べると、良くない。喉に物をつかえてしまう。しゃべる際には息継ぎが必要。その時に詰まってしまう。」
※ (No.011/028)喉に食べ物が詰まって死ぬのは人間だけ!?
池田先生いわく、「人間だけ喉に物をつかえて死ぬ。人間だけが、気道と食道が交わっている。チンパンジーや豚は、立体交差している。なぜ人間だけそうなったかというと、しゃべることに関係している。豚などがしゃべれないのは、口と気道がつながっていないから。人間だけが肺から口に息を吐き出せるので舌と声帯で話ができる。人間は、しゃべる能力と引き換えに、食物が詰まって死ぬというリスクを負うことになった。」
※ (No.012/028)冷めた餅を食べる人が詰まる危険が高い!?
尾木先生いわく、「冷たい餅を食べる人が亡くなっている。」
秋津先生、「熱い餅はゆっくり食べるため、喉に詰まりにくい。」
※ (No.013/028)感覚の合う人とばかり昼食をとると出世しない!?
植木先生いわく、「フィーリングの合う人とばかり昼食する人は、出世しません。異なる環境の人と昼食をとると広く情報収集ができて出世につながる。」
※ (No.014/028)食事の時の状況は記憶に残りやすい!?
植木先生いわく、「食事のときの状況は記憶に定着しやすい。食べながらは、覚えやすい。」
※ (No.015/028)足を動かさないで嘘をつくのは難しい!?
植木先生いわく、「足を動かさないで嘘をつくのは難しい。人は目を見ながら嘘をつける。表情や手でも嘘をつける。心理学者が嘘を見破る時は、足の動きを見る。組替えが早い、貧乏ゆすりをしているときは、嘘をついている可能性がある。」
※ (No.016/028)正座で話すと嘘をつきにくい!?
植木先生いわく、「正座して話してもらうと、嘘はつきにくい。下半身を固定すると本当のことしか言いにくい。」
※ (No.017/028)中継地を2回連絡すると遅刻しても怒られない!?
植木先生いわく、「遅刻しそうな時に相手を怒らせない方法。『今、○○にいる。』と言って、中継地点を2回以上連絡する。遅刻で起こっているのではなく、状況が分からず怒っていることが多い。」
※ (No.018/028)白色ワセリン+ハンドクリームが乾燥肌を防ぐ!?
おおたわ先生いわく、「本当に肌の乾燥を防ぐなら、白色ワセリン(半透明の油みたいなもの)をベースに塗って、その上にクリームを塗ると有効成分が入りやすくなる。」
※ (No.019/028)馬油+ハンドクリームが乾燥肌に効果的!?
おおたわ先生いわく、「それよりももっと良いものは、馬油。においはきついが、効果はワセリンより上。」
※ (No.020/028)熊油+ハンドクリームは更に効果的!?
おおたわ先生いわく、「熊の油はさらに効果的。ただし、これを塗ると、犬が寄ってきて大変である。」
※ (No.021/028)カサカサ肌は掻かないとかゆくならない!?
秋津先生いわく、「カサカサの肌は痒い。でも、掻かないと痒くないんです。カサカサ肌自体には痒みを持っていない。そこで我慢すれば痒みは発生しない。掻いてしまうことで、角質を剥がしてしまう。剥がれると、ヒスタミンが発生し痒くなってしまう。さらにヒスタミンは血液を通じて全身に回るため、関係ないところまで痒くなってしまう。」
※ (No.022/028)かゆい時はぬるい保冷剤で冷やす!?
秋津先生いわく、「かゆい場所を冷やす場合、氷はだめで、ぬるい保冷剤を使う。」
※ (No.023/028)薬を梱包されたまま飲み事故が多い!?
おおたわ先生いわく、「薬の錠剤が入っているシートを取らずにそのまま飲み込んで食道に刺さって運ばれる人が後を絶たない。そのため、飲み込めない大きさにしか切れないシートが作られた。」
秋津先生いわく、「薬は水なしで飲めるという人があるが、絶対に水なしで飲んではいけない。胃まで薬がいかず、食道で止まってしまうことがある。食道で止まってしまうと食道を傷つけてしまう。」
※ (No.024/028)高齢者は喉の渇きを気づきにくい!?
池田先生いわく、「年寄りは、喉の渇きを自覚しなくなる。血液がドロドロになるので、定期的に飲んでもらったほうがいい。」
※ (No.025/028)シールを誤って飲む子どもがいる!?
尾木先生いわく、「子供たちの誤飲がすごく多い。0〜6歳までの誤飲で多いのは、薬物やシール。シールを飲み込むと、器官に張り付くとなかなか取れない。」
※ (No.026/028)子どもはトイレットペーパーの芯より小さい物なら飲む!?
秋津先生いわく、「子供は、小さいものなら何でも飲む。トイレットペーパーの芯より大きいものなら飲み込めない。子どもは何でも食べて学習する。」
※ (No.027/028)悪口は本人に聞こえている!?
植木先生いわく、「人の耳は、自分に関係があることだけを聞く。さんまさんの悪口をこそこそ言っていても、さんまさんにだけ聞こえている。脳は、自分の興味のあることを優先して覚えようとする。」
※ (No.028/028)街で会話ができるのは脳が車の音を消している為!?
先生いわく、「街の中でしゃべれるのは、自動車の音が聞こえないから。自動車の音は、頭で消している。雑音は、脳の中で消され、会話が可能になる。」
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※ 出演者紹介
(司会)
・明石家さんま
・加藤綾子(フジテレビアナウンサー)
(タレント)
・ブラックマヨネーズ
・道端アンジェリカ
・マツコ・デラックス
・島崎和歌子
(ほんまでっ会)
・池田清彦(生物学評論家)
・武田邦彦(流通評論家)
・植木理恵(心理評論家)
・門倉貴史(経済評論家)
・おおたわ史絵(医療評論家)
・秋津壽男(健康評論家)
・尾木直樹(教育評論家)