ホンマでっか!?TV 第62話(その3)
「ホンマでっか!?人生相談」(その17-2)
※ 杉村太蔵
杉村、「人の顔と名前が一致しない。覚える方法を知りたい。」
池田先生、「名前も顔も完全に覚えられないのは、やばいから、会ったことがあるというのは分かるんでしょ?!」
杉村、「ある程度、しっかり覚えます。相手も、会ったことは覚えてる。でも、そのことをすべて覚えているのは、限界がある。会う数が半端じゃない。一口の政治資金パーティで名刺交換が最低200人。200人のほとんどの方がは、3年後であろうとあのパーティで会いましたと言われる。」
武田先生、「相手は人に見えますか? 票に見えますか?」
杉村、「自分と違う地域(北海道以外)だと、記憶から消える。同じ地域(北海道)だと覚える。」
尾木先生、「こういうタイプの人いるのね。自分のことしか考えていない! 生徒の名前を覚えない先生もいる。そういう先生は、本当に生徒のことを愛していない。自分の票のことばかり考えている。そっくりなのよ。」
武田先生、「人に対して、一目ぼれをすれば、自然と名前は覚えられる。」
澤口先生、「政治家には向いていません。名前を覚える人は、相手の立場に沿って接する。愛情を持って、情報を得ようとする。」
池田先生、「個々の人に興味を持たないと、名前と顔は覚えられない。この人は、どんな生い立ちでとか、ちょっとでも聞いてみたら、ちょっとずつでも覚えられる。」
重田先生、「あたしの下の名前はなんでしょう?」
杉村、「ありさ。」
重田先生、「みゆきです。」
さんま、「分からないとか言っとけ。」
重田先生、「これから、ご家族でファミレスとか行ったときに、サービスをしてくれた人を名前で呼ぶというのを習慣化させる。大臣のインプレッショントレーニングのときに、大臣は、サービスしてくれた人に、『君、灰皿持ってきて。』と言っていた。『君ではなく、名前で呼んでください。』と言った。すると、そのうわさがどんどん広まって、『あんなに偉いのに名前を覚えてくれた。』と。ホテルに来る人は何千人、ファミレスに来る人も何千人、店員は、ブログにも書き込むんですよ。『私の名前を呼んでくれた。印象よかった。』と。自分の印象をよくするためには、北海道の票がほしいだけじゃなくて、常日頃から愛を持っていないと・・・。常に名前を呼ぶと言う習慣をつけたほうがいい。」
杉村、「うれしいですよね。」
武田先生、「人の顔は、自分から離れているほど、同じように見える。自分と遠い人たちと付き合うと顔の区別が付くようになる。」
植木先生、「最悪なのは、1回渡したことのある人に再び名刺を渡してしまうこと。この人は見たことがあると言うほうを鍛える。その人との将来のことを考える。相手から受けた恩恵と恩返しを一緒に考えることで覚えやすくなる。」
澤口先生、「政治家は、票を得る代わりに、何が恩返しできるかを考えることが重要。」
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※ 黒木メイサ
黒木、「人見知りを直したい。撮影で一緒になった人と、仲良くなって、後に会うことがほとんどない。」
さんま、「休憩時間とかはしゃべれるんでしょ。」
黒木、「ほとんど無い・・・。何を話していいか分からなくなってしまう。」
澤口先生、「トイレ行っていいですか? (その後、退席・・・。)」
さんま、「すいませんね。メイサさん。収録中に『トイレ行ってきていいですか?』はじめてや。(←ちなみに嘘。恋のから騒ぎ13期生で1回あるはず。みずから説教部屋に送っている。)」
武田先生、「簡単な質問ですけど、人見知りには、いろいろな段階がある。ひどい人見知りと言うのと、ちょっとだけ人見知りと言うのと。人と接すると、顔が赤くなるとか、心拍数が上昇するとか、体の反応が出るのは、病気の可能性がある。ただ、新しい人と話せないとか、そういうことであれば、別の領域になる。」
黒木、「赤面症・・・。」
武田先生、「汗はかきますか?」
黒木、「手汗ひどいです。」
重田先生、「ダンスとか教えたりすることは無いですか?」
黒木、「共演者の方がDVDを見ていて、ダンスのDVDだったんですけど、『このステップを教えて』と言ってきたので、10分くらい教えたが、その後の会話が続かない。」
重田先生、「そのときに、自分の悩んだ経験を自己開示すると、相手も心が開き、関係が長続きする。」
秋津先生、「無意識にバリアを張って近寄りがたい空間を作っている。無意識に周りが話しづらい環境を作っている。相手との相性を瞬発的に見分け、ランク付けしている可能性がある。この人は友達になれない人とか。」
黒木、「人のことはよく見ますね。」
秋津先生、「相手にどう思われるかを先に考えてしまう為、会話ができない。」
(澤口先生、トイレから戻る。)
尾木先生、「お父さんとお母さんのどちらかが、同じような性格ではありませんか?」
黒木、「母親は、あがり症。」
尾木先生、「親が人見知りの場合、子供も人見知りになり易い。ストレスがものすごくたまってくるでしょ。そうすると、かなり深刻だと思います。狭心症ではないけれど、心筋梗塞になる可能性もある。」
澤口先生、「人見知りって、実は、人とのコミュニケーションがよく取れないとか、人の気持ちがよく分からないとか、相手からどう思われているかを推測しているとなると、芸能界では、浮いた存在となりかねない。あぶないですけど、簡単ですから。今親しい人と買います? 親しい人に、なでなでしてもらえばいい。されてもかまわない。人や犬をなでることによって、自分も相手もオキシトシンが増える。アニマルセラピーとして、患者がよくなる理由のひとつとして、脳的に証明された。」
尾木先生、「相手の話題に8割方、話を向けると、信頼してもらえるようになる。」
秋津先生、「握手をすると、強制的に無意識にバリアを下げられる。」
澤口先生、「23歳では、脳は発達段階。約36歳でピークを迎える。レバーは食べます?」
黒木、「食べます。」
澤口先生、「豚のレバーを食べると、コミュニケーション能力に効果的。」
重田先生、「『嫌だ』、『居づらい』という表情が相手を傷つける。一瞬いやだなあとおもうと、皺眉筋が働き、眉間にしわが寄る。リラックスすると、頬骨筋が上がる。意識的に、頬骨筋をあげるようにすると、居心地のよい雰囲気を出せる。」
テレンス先生、「急に仲良くなれるのが、格闘技のトレーニングの後。武道は、相手との接触や距離感を上手く取るため、性格も積極的になる。」
植木先生、「人見知りをする女性は、幸せな結婚をする傾向がある。人見知りをする能力がある。この人ならば濃密な関係を築ける。人見知りな女性のほうが自分に適した相手をきちんと選ぶ能力が高い。」
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※ 天海祐希
天海、「休みの日に、何をしたらいいか分からない。趣味がない。」
植木先生、「どのくらい前からですか?」
天海、「宝塚に入って、役を頂くようになってから。」
植木先生、「宝塚の環境で作られた、環境性格だと思う。待っている間も全員のお話を真剣に全部お聞きになる方だと思った。」
秋津先生、「今の状態は、幸せですか?」
天海、「すごい幸せです。」
秋津先生、「仕事が忙しい。趣味を作る暇がない。というのは、幸せな事なんです。休みは、十分休んでいるわけで、早めにアイドリングをかけているだけなんです。」
さんま、「でも、趣味は持った方がいいのでは?」
秋津先生、「この業界は、いろんな出会いがあって、それだけで、毎日の生活を充実させている。一番ヤバイのは、普通の真面目サラリーマンで、定年した瞬間、趣味や友達に乏しいと認知症になる可能性がある。役作りすることは、自然と自分の幅を広げている。ただ、やる時間がないだけ。」
さんま、「恋人が出来たら十分や。」
天海、「ほっといてください。」
尾木先生、「改善策のすごくいいことがある。農業をやるといい。あれは、ものすごい効果がある。農業は、命を育む職業の為、心が豊かになる。」
武田先生、「素足で土を踏むとストレスがなくなる。最近は、ベランダでもできる。」
植木先生、「こういう趣味を持つと、良いことがある。趣味は、お仕事と考える。何がしたらわからないときは、何もしたくないときなんです。」
武田先生、「元々休みの日は、そんなに昔からあるわけではない。江戸時代なんて休みはない。日曜日と言うのは、キリスト教の世界のことだった。休みに何をやるか、思い浮かばないのが普通。日本では、節句や田植えなど、季節の節目に休みを取っていた。趣味は、無いのが普通なんです。趣味があるのは、日本くらいなんです。日本の趣味の考え方は、努力して身につけたものだけを楽しむ。他国の人の考え方は、趣味と考えず、興味のあることを全て楽しむ。趣味を極める人は30人に1人。日本人は、趣味を持たなければという強迫概念が強い傾向にある。」
テレンス先生、「日本人は、趣味がストレスになっている人が多い。コレクションしている人は、集めなきゃと思う。運動している人は、何かの事情で行けないとストレスになる。趣味になっておらず、逆効果になっている。趣味というか仕事になっている。お金がかかる仕事。」
磯野、「池田先生の虫もそんな感じですか?」
池田先生、「趣味というのは、自分の楽しみでやっている分には良い。義務になってしまうとしんどくなる。500箱とか800箱とか虫の箱があると、始末するのに頭がいっぱいになる。趣味はほどほどが大事。休みの日に何をしたらわからない悩みは、贅沢極まりない。」
澤口先生、「本当に幸せですか?」
天海、「はい。」
澤口先生、「休みの日にあーだこーだ考えるのは、あまりいことがない、脳を老化に導くことになる。不幸に感じることが多い。『何かをしなければならない。』と考えすぎると、脳を無駄遣いし老化に導く。子供を産めばいい。必要な事だけ考えるようになり、脳の無駄使いはなくなる。」