ホンマでっか!?TV 第64話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その18)
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萬田久子

萬田「ものに執着心、愛着があって、特に洋服が捨てられない。男は捨てられるんだけど・・・。」
植木先生、「萬田さんは、ずっと変わらないイメージがあるんですけど、スタイルをキープするためにどんな努力をされていますか?」
さんま「何相談してんの!? 女として聞きたいんだ。」
植木先生、「関係あるんです・・・。」
萬田「ジムに行ってます。あと、水泳とか・・・。」
植木先生、「すごい努力をして、保ってきたんですよね。その細身の体に似合う洋服をずっと購入してきたんですよね。その洋服を捨てるということは、努力した自分の肉体の一部を捨てること。なので、体型をキープしている女優さん・モデルさんは、ものを捨てられない、特に洋服を捨てられないことが多い。自分の老化を認めてしまう感じになる。」
萬田「捨てるのはいやなので、人にあげるとすると、その人が似合って着ているとすごい腹が立つ。」

おおたわ先生、「自分の洋服や思い出を捨てられないのは、ある意味、仕方がない。美人ほど、不安感が強い。一般の人と共通点が多い人ほど安定感が強い。非凡な美人とか、非凡な不細工とか。飛びぬけた容姿・才能を持つ人は人と共感持てず、自分を守る傾向にある。美という概念で見ると、洋服等に執着する。人ごとにポイントがあり、才能が好きな人は、自分の作品等に執着する。」

テレンス先生、「ストーカーは、物を捨てられない人が多い。なので、ひとつ立場がちがかったら、ものすごいストーカーになっていたかもしれない。男女関係のトラブルを起こしやすいタイプ。」

池田先生、「男は何で捨てられるか分かる? 男は物じゃない。物は変わらない。不変なものにあこがれるため、手元に残しておきたい。捨てるためには、物ではなく、事柄(変わるもの)と思えばいい。」
さんま「服を昔の男と思えばいい。」

武田先生、「ちょっとこれから講義します。(萬田さんが)女子高校生になったつもりで・・・。国語の時間ね。インド独立の父、マハトマ・ガンジーは、どう言っているか・・・」

心というものは落ち着きのない
鳥のようなものであると私はわきまえています
物が手に入れば入るほど私たちの心は
もっと多くの物を欲するのです
そしていくら手に入っても満足する事は
ありません
欲望の赴くままに身に任せるほど
欲情は抑えが利かなくなります


武田先生、「これは、ガンジーが言っている、物と人間の関係の基本です。」

さて、愛用品とは
次の5原則を持った物であります
1.持っている物の数が元々少ない事
2.長く使える事
3.手を焼かせる事
4.故障しても悪戦苦闘すれば自分で修理出来る事
5.磨くと光る事 または磨きがいがある事


武田先生、「こういうものをもって自分の伴侶となるべき愛用品が生まれる。これが、愛用品の5原則ということで、高校の教科書に執筆者・武田邦彦で載っている。久しぶりに女子高校生の気分になって勉強してください。」

池田先生、「2年間、読まなかったら、捨てたほうがいいよ・・・。物は、2年間使わない場合、不要なことが多いため、捨てたほうがいい。」

澤口先生、「簡単に直せますよ。古いものから順番に横に並べて整理する。使ったら、一番新しい側に移動する。すると古い側に使わないものがたまるのでそれを捨てる。」

金子先生、「古い物を捨てて新しい物を手に入れていかないと、歳を取りやすくなる。ただ、捨てるのがつらいときは、プロのカメラマンにお願いして、デジタルカメラで撮影して保存する。それから捨てるなり売るなりすればいい。画像が残っていれば、複製が可能になる。」

植木先生、「捨てるものととって置くものを自分の中で明確にしておく。スモールステップリリーシングという捨てる方法学がある。4つの段階に分ける。1つ目は、思い出が残っているものを10〜20個くらい。2つ目は、理屈はないが好きなもの。この2つは捨てられません。3つ目は、いつか使うだろうと思う物。4つ目は、判別不可能なもの。4つ目のものは好きではない、興味のないもの。3つ目のものが捨てるのに迷うもの。ただ、2年後にいつか着るかもと思った服を着た確率は、3%未満。なので使うことはない。後者2つは捨てたほうがいい。」
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