ホンマでっか!?TV 第97話(その1)
「ホンマでっか!?人生相談」(その30)
※ 武田鉄矢
武田鉄矢、「夢見が悪い。夢をコントロールできない。」
植木先生、「クリエイティビティーが高い人や、自分のことよりも外のことを観察する人が、深い夢を見る傾向がある。今は、夢のことを人に語ったり、夢の日記をつけたり、まだ続けていますか?」
武田鉄矢、「してない。」
植木先生、「夢日記をつけるという訓練をすると、深い夢を見るようになる。夢分析をカウンセリングで取り入れるときは、必ず日記をつけてもらいます。日記を書かなくても周囲に語るだけで深い夢を見るようになる。夢は、本来、断片的に見ているので、アウトプット時に、構成しながら想起している。周囲に語ることは、よいストーリーを作る練習になる。それをしないと、面白い夢を見ていてもストーリーにならない。」
池田先生、「見てる夢はデタラメ。断片がぐちゃぐちゃになっていて、構成する。構成力が足りないと、つまらない夢と感じるようになる。なので、構成力が落ちている。若いときは、将来やる事いっぱいあるから、夢の中からいろんな夢を引き出してしまう。」
澤口先生、「夢なんかどうでもいいんですよ。脳科学的には、夢は、記憶の整理の副産物。何の意味もない。一言で言うと、老化しているだけ。夢は、感情的な経験をしたときに、その記憶を整理するために見る。新しい経験がなくなると、記憶整理の必要がなく、夢を見なくなる。僻地に行くなど、ぜんぜん違う経験をして感情的になれば、深い夢を見れるようになる。」
武田先生、「睡眠は元々4時間半でいい。体の老廃物の整理が4時間半で終わる。でもなぜ7時間も寝るのか? 頭の整理をするから。50歳になると男性は意味がなくなる。すると、最後の2時間半が要らなくなる。高齢者は、頭の整理が必要ないので睡眠時間が短くなる。意味のある夢を見るには、頭で整理できない経験をすること。クレー射撃は、狩猟本能が刺激され、意味のある夢を見やすくなる。」
おおたわ先生、「歳を取っていくと、夢を見る時間が減るのは仕方がない説がありまして、高齢になると、睡眠効率が7〜8割に低下する。途中で起きたりします?」
武田鉄矢、「小便で。」
おおたわ先生、「よい睡眠環境を整えると熟眠し楽しい夢を見られる効率も上がる。睡眠環境の悪いワースト5は、無職、運動不足、ストレス、体調不良、高齢。」
尾木先生、「ドリームキャッチャーというものがある。これは、よい夢を見るためのお守りで、天井から吊るすなどして使用する。蜘蛛をモチーフにしたもので、悪い夢を捕まえるという願いがこめられている。」
池田先生、「寝る時、姿勢も大切。左向きで寝ると、心臓が圧迫されるので止めたほうがいい。」
テレンス先生、「仙道の教えでは、夢を見ているうちはひよっこ。老成すると夢を見なくなる。幼少期の好物を食べる夢を見た兵士は戦死することが多い。その場合の死に顔はとても穏やか。」
武田先生、「敵をしとめるとき、敵だと気づいたころは遅く、念力で直接やっつける。米軍では脳波で操縦できる戦闘機が開発されている。近い将来、見たい夢を見られる機器が開発される可能性がある。」
おおたわ先生、「夢は、現在の自分の結果。深い夢を見られなくても悩む必要はない。」