ホンマでっか!?TV 第20話(その3)
「ホンマでっか!?人生相談」(その2)
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※ 3人目、伊藤淳史

伊藤「実は、私、あがり症なんです。こういうお仕事なんで、人の前で立つとか、役者の前で立つとか、すごく緊張してしまうんですね。対策とかありますか?」
澤口先生、「今まで、緊張を治す方法をご自身で、編み出したり、試したりしたことはありますか?」
伊藤「えっと、生放送の番組に出演させていただいたときは、本当に緊張したので、『人』って3回書いて、食べている。」
澤口先生、「今、そういうことをやっているんであれば、噛んでください。痛みをどっかにやってください。爪先を噛むとか。緊張するときは、噛んで痛みを局所的に与える。痛みを与えると、脳が活性化し、混乱している脳が抑えられる。」
さんま「力士がほほをパンパンするのもそうなんですか?」
澤口先生、「そうです。猪木がパーンってするのもそうですし、緊張は脳の中が混乱してるんですよ、刺激を与えることで活動が収れんされていく。」
池田先生、「頭の中が、パニクっているときは、同じことが回っている。別のことをちょっと入れてやればすぐ直る。痛みと言うのはいい方法なんだけど、慣れていけば、自分で何か、これをすれば大丈夫というのを見つけられる。それによって、緊張がほぐれる。ずっと、同じことを考え続けているから、どんどんどんどん緊張する。」
野村「昔、幼稚園でも何でもそうですけど、よーいドンって駆けだす前に、あがり症の子をつねっていた。今先生がおっしゃった様につねるとかかじるとか、痛みによって落ち着くんですよね。でも、そんなことを言っていたらあんた、役者としての資格ないよ。」

門倉先生、「あがり症の人って、私が言うのも何なんですけど・・・、」
さんま「あんたが一番、あがり症。ちゃんとスタートしたことないの。」
門倉先生、「ちょっと、同感なんですけど。あがり症の人って、声が震えやすいんですよね。なので、声の震えを止まらせれば、あがり症も自然に直ると言うのがあって、なぜ、声が震えるのかと言うと、おなかから声を出す、腹式呼吸で声を出すのが必要。その時、背筋を伸ばすと、おなかから声が出る。」
磯野「門倉さんも背筋伸ばしたら。」
門倉先生、「そうですよね。」
さんま「それは、大丈夫だと思います。彼は。」
伊藤「ダメなんですよ。腹式呼吸出来てないんですよ。」
さんま「舞台やったことないの。」
伊藤「何回かしか・・・。腹式呼吸も練習しなければと思ってて・・・」
磯野「声、門倉さんに似てるね。」
伊藤「今も緊張している。」

さんま「4歳から芸能界にいて、そうなのか?」
伊藤「20歳過ぎたあたりから、発病したんですよ。」
門倉先生、「思春期超えてきて、人目を気にするようになったからですよ。」
澤口先生、「簡単な訓練の方法がありますので、風船が落ちてくるまでに好きな食べ物などを多く言う。嫌いな食べ物でもいい。本当は2人でやったほうがいい。信州大学の実験で証明されています。そういった訓練で脳は変わっていく。あせらなくなります。」

武田先生、「神様は信じてますか?」
伊藤「ちょっとだけ信じています。」
武田先生、「ちょっとだけ信じている。僕は、20秒終わった後の状態を自分で考える。いつも目標があるんですよ。そういう人って緊張する人多いんだけど・・・。」
さんま「結果だけを先に求めるんだ。」
武田先生、「結果は神様が決めるんです。神様がいて結果は決めてくれるんです。何の心配もないよって、そうしたらやれるんです。でも、自分のやることと結果は違うんだということを。」
吉田(ブラックマヨネーズ)、「この世を作ったのは神様だとすると、神様を作ったのは誰や。」
小杉(ブラックマヨネーズ)、「もう、ええやないかと。」

結論
1. 傷みを与え混乱している脳を抑える。
2. 腹式呼吸で声の震えを抑える。
3. 風船が落ちてくるまでに好きな食べ物を多く言う。
4. 結果は神様にゆだねる。

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※ 4人目、郷ひろみ

「僕はあまり、キレることはないんですね。というか全くキレない。でも、体のキレは欲しいなと思って。」
さんま「そんなにうまくまとめなくていいです。」
「体のキレとか若さとかをキープするにはどうしたらいいか。」
澤口先生、「キレって脳科学的には分からないのでどういう意味か教えてほしい。」
「僕の中の解釈なんですけど、ダンスって、回ってバーンて決めるじゃないですか、どこかで止まって動く。『止まる』ことが体にキレであって、そういうものが自分の中で、すごく大事なんだなと思って。」
さんま「言葉で説明しにくいですね。『止め動き』がはっきりしているほうが素敵に見えると言うことですね。」
池田先生、「年を取ると老化はどうしても進んでくる。郷さん見たらものすごい若いわけで、60歳で50歳の体を保つことはできるけど、60歳で40歳の体を保つのはなかなか難しい。一番いいのは、自分は老化することを自覚して、老化を引き延ばすことを考える。どうやって自分の老化を先延ばしにするか。一番大事なのは、いつもの習慣通りにやっていて、ちょっと年を取ったなと思ったときに無理をすると、さらに年を取るので、徐々に年を取るようにするのが重要。」

「最近、考え方が変わって、年を取っていくじゃないですか。でも、そういったキャリアとか、経験だけで仕事をして行って、おもしろいかなと思い始めたんです。僕も今年55歳じゃないですか。僕は、『大器晩成』だと思っているんですよ。」
さんま「まだ?」
「本当の成功は60代なんだろうなと。55歳だからすごいよねとか60歳だからすごいよねと言うところではなくて、ただ、郷ひろみがパフォーマンスしても、気持ちいい所に行きたい。」
さんま「抱いて(はぁと)」

澤口先生、「お聞きしたいんですけど。体のトレーニングは重要なんですけど、脳が体を制御してるので、脳のトレーニングってしてますか?」
「本を読むこととかですか?」
澤口先生、「それも含みますけど、イメージトレーニングとか。魅力的な女性を見るとか、そういうことでもいいんです。」
さんま「見てます。見てます。」
「なんでぼくより先に答えるんですか? 美しいものを見るのは大好きです。」
澤口先生、「魅力的な女性です。見てますか。」
「見てます。目で追います。」
澤口先生、「目で追う程度ではだめで、もう少し会話をしたり、匂いをかぐと脳が若返る。」
さんま「嗅いでらっしゃいます。」

澤口先生、「止まる動作と言うのは、実は高度な動作なんです。先ほど、キレるって動作が出ていましたけど、キレるというのは、自分の脳の衝動を抑えきれないからでる。それの機能障害なんです。運動に関してもそうで、年と共に衰えるのは仕方のないことなんです。体だけでなく、脳を鍛えることで若返りの効果がある。男性にいいのが、魅力的な女性を・・・。」

さんま「筋肉トレーニングは、3日で1回でいいとか言われているんですけど・・・。脳の鍛え方と言うのは、筋肉と一緒なんですか?」
澤口先生、「全然違います。脳は、鍛えれば鍛えるほどいいんで、毎日鍛えたほうがいいです。昔は、脳は年を取るごとに衰えると考えられていましたが、今は、個人差はあるが、鍛えれば年をとっても若返ります。」

尾木先生、「さんまさんだとか、郷さんだとか、恋する気持ちとか、美しいものを見ることが重要。」
さんま「花を見て、キレイだと思ったら、老化の始まりと言われていますが・・・。」
尾木先生、「人間のほうがいいと思います。」
さんま「花ではなく、人を見てかわいいと思ったほうがいいのか。」
「それは、行動に出したほうがいいんですか?」さんま「出しているんじゃないですかぁ?」
「写真撮られたとしても出したほうがいいんですか?」
さんま「それは別です。」
澤口先生、「脳科学的に言ったら、視覚と嗅覚ですから、2つでいいです。見るだけではだめで・・・。あ、変なにおいのする女性はダメですからね。いくら、魅力的に見えても・・・。気があうとか。気が合うと言うのは、呼吸のリズムが同じということなので、気が合わないと息苦しくなるはずである。」
さんま「一緒に眠れる女性はいいってことですよね。。」
澤口先生、「いいです。」

テレンス先生、「郷さんもさんまさんもそうなんですが、気持ちの問題ってあるじゃないですか。最近問題になっているのが、アンチエイジングで老けるという話がある。そこばかり行くあまりに余計老けてしまう。自分が年だと言うのをアンチエイジングで自覚してしまう。なので、意識しないほうがいい。」

門倉先生、「あの〜。好きな、下着の色〜。」
小杉(ブラックマヨネーズ)、「何を聞いてるねん。」
吉田(ブラックマヨネーズ)、「何、変態に仕立て上げようとしてるねん。」
「やっぱり、白が多いですね。」
門倉先生、「若返りにいいという色があって、赤色の下着が若返りにいいとされている。元気が出る。福をもたらす。体温を上げる。」

植木先生、「女性と一緒にデートをするというのもいいことなんですけど、食事のほうは、好き嫌いは・・・。」
「ないですけど。」
さんま「植木さん、笑顔になりすぎだと思うんですけど。」
島崎「全然態度が違う。」
植木先生、「お酒と言うのは、たしなまれるんですか?」
「そうですね。」
島崎「なに誘っているんですか?」
さんま「今日、誘ってって言えばいいじゃないですか?私情をはさみやがって。戦場やぞ、ここは。」
「飲みます。ワインが一番多いですね。」
植木先生、「だから、なんですね。」
さんま「だから、何なの?」

野村「郷さんが出てきたら、髪ばっかりいじってる。それは、心理学的にどうなんですか?」
小杉(ブラックマヨネーズ)、「ねえさん。そこまでにしておきましょう・・・。」

結論
1. 魅力的な女性と会話をしたり匂いを嗅いだりする。
2. 体だけでなく脳も鍛える。
3. 恋する気持ちや美しいものを見る。
4. 老化を意識しない。
5. 赤い色のパンツを履く。

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※ 5人目、野村沙知代

野村「元監督は、今、他人が産んだ身内の所にいるんです。前のあたしの夫の子ですが。よく言われることで、よく食べてよく寝ると言うことは、健康のもとだと。元監督は、よく食べるんです。また、10時間から12時間寝ないと肉体が自由に動かない。すると、この人の食べなくなった時を注意しなければならないのか?寝られなくなった時を注意しなければならないのか。そういう、原理原則はあるんでしょうか?」
武田先生、「ずっと長い間運動選手をしてらしたので、取る栄養が自分が必要としている栄養よりも多いんですよ。大食いの人っているんですけど、それは、それでコントロールされていて、出る栄養も多い。それでバランスは取れているんですけど、徐々に食べる量、寝る量を減らさなければならない。それは、奥さんの役割だと思う。一番の長寿は、小太りの7時間だから。うまく2,3年で持っていければ、いいと思う。」
野村「早く起こすと、一日中不機嫌なんです。」
吉田(ブラックマヨネーズ)、「元監督の体のことを考えたら、7時間で強制的に起こすほうが・・・。」
野村「思ってないの。早くころっと逝ってくれたほうがいなと思って。」

澤口先生、「元監督の太ももの太さはどのくらいですか?」
野村「かなり太いですね。」
澤口先生、「60cmくらいですか? 日本人の男性だと、太ももが60cmくらいだと長寿の可能性が高い。あと、コーヒーとかお飲みですか?」
野村「コーヒー大好きです。」
澤口先生、「毎日飲んでいるなら、アンチエイジングになりますのでいいと思います。」
野村「コーヒーは、あたしも主人も10杯以上飲んでいます。」
澤口先生、「研究上多すぎます。今のデータだと3杯です。それによって、脳の老化が防げる。」
野村「アメリカンで牛乳を入れて飲んでいる。」
澤口先生、「それでしたら、いいと思います。」

澤口先生、「長寿とか健康を目指すのであれば、寝る前に大笑いすると言う習慣をつけるといいと思います。寝る前に20〜30分間、さんまさんのお笑い番組でも何でもいいので、笑うといい。」
野村「含み笑いではなく、大笑い。」
澤口先生、「そうです。」
野村「笑わないんですよ。」
澤口先生、「それを笑わす方向に持っていく。」
野村「面倒くさい。」

澤口先生、「元監督さんは、いろんな人を批判していますよね。」
野村「ぼやいてますね。」
澤口先生、「あれは、非常に高度な能力なので、脳科学的には、元監督はボケないはずです。」

野村「この世の中で一番長生きしているのは、カメと言われている。動かない動物が一番長生きしている。」
澤口先生、「それは、間違いです。」
池田「人間は、哺乳類でしょ。あったかい血が回っている。カメは、あったかくない血が回っているんで、典型的に違う。人間の場合、90歳以上生きている人は痩せている。長生きさせようと思ったら、元監督は太り気味だから、痩せるようにしなければならない。」
野村「いいですよ。」
池田「もうひとつ、人の悪口を言うことが長生きの秘訣。野村夫婦は頭は長生きしていて、体は先に死ぬかもしれない。」

澤口先生、「さきほどのぼやきの話なんですけど、高齢者の場合は、しなかったことによる後悔はなるべく避けてください。老化を早めます。したことによる後悔はして欲しい。」
さんま「俺だめだ。しなかった後悔多いから。」
野村「嘘つけ。」

野村「あなた(植木さん)、何かない、私に?」
さんま「植木さん、何か質問がありましたら・・・。」
野村「おいくつ?」
植木先生、「34歳。」
野村「盛りじゃないの? うらやましいわ。」
植木先生、「不機嫌なときはいらいらするほうが、くよくよするほうか?」
野村「そういうのはない。」
植木先生、「どっちもないですか? もしいらいらが多いのであれば、脳梗塞とかのリスクが高い。」
野村「私のいらいらはすぐに吐いちゃうから自分の中にこもらない。」
植木先生、「性格と病気との関係もあると言いますが・・・。」
野村「病気、一度もしたことない。」
さんま「やっぱり。」
「相談する必要ないね。」

結論
1. 太ももが約60cmだと長寿
2. 一日コーヒー3杯飲むと脳の老化を防ぐ。
3. 寝る前に20〜30分笑うと効果的。
4. 批判することで脳の老化を防ぐ。
5. 人の悪口を言う。
6. しなかったことによる後悔はしない。

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