ホンマでっか!?TV 第43話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その4)
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大塚範一(めざましテレビメインキャスター)

大塚「実は、こう見えて、人見知りがひどくて、それを直したい。仕事は、さすがに割り切っていますので、普通に話せるし、会話も合わせることができるんですが、普段そうやって気をつかっているんで、プライベートになると、気づかいも面倒になるし、ちょっと相手と意見が違うと思うと、もう合わせるの面倒くさいなと思っているうちに、友達がいなくなってしまった。唯一の楽しみが、女子アナとランチをすること。」
加藤アナ、「(笑顔。)」

澤口先生、「脳科学者として、非常に深刻な可能性がありますから非常に気になる。17年くらい前に生活乱れましたよね。」
大塚「乱れるというより、不規則になった。」
澤口先生、「睡眠の仕方が、脳科学的にまずいんですよ。大塚さんの場合は、非定型うつ病の典型的な症状なんですよ。うつ病というのは、誰とも接したくなくなる非定型うつ病は、楽しい仲間なら大丈夫だが、初対面の人に強い不安感を覚える。」
大塚「怖かったり、不安だったりすることはないんですよ。」
澤口先生、「面倒だっていうくらいの認識なんですよ。今くらいの症状が悪化してしまって認知症になるケースもある。」

武田先生、「何か月くらいでNHKからフリーになられたのですか?」
大塚「35のときです。」
武田先生、「よくサラリーマンは、そのくらいの歳の時に仕事が変わって、脳の一部が新しいことを受け入れず、規則的なことに偏る人がいる。そういう人は、自分のきちんとしたものだけをちゃんとやっていくので、残りのものが嫌になってくる。」

テレンス先生、「人見知りするかたって、心筋梗塞とか、高血圧で亡くなる確率が高い。人間関係のストレスというのもあるので、八方美人的な方がいるじゃないですか? あれはあれでストレスがたまるんですけど、孤独によるストレスは、2.5倍高い。」

植木先生、「悪いことなんですけど、大塚さんが自分自身が人見知りであることを相手が知っているのですか?」
大塚「知らないと思います。」
植木先生、「ある調査で84%と言われているんですけど、普段お話しする方には、84%、人見知りの性格が伝わっている。大塚さんが遠慮して本当のことを言ってくれてないなと思うと、感情の同調行為で、相手も本音を言ってくれなくなる。」

池田先生、「定年になった時が問題。仕事があるうちは、拘束されるから、何とか頑張れる。仕事がなくなったときはヤバい。60歳代になって奥さんがいなかった人と結婚すると、嫁と一緒にいることがストレスになるので結婚はしないほうがいい。」

門倉先生、「若い人を指導する場合に、若い人とコミュニケーションをとらなければならなくなると思うんですけど、今、若い人の言葉って乱れてるじゃない? たとえば、『メッチャヤバイ』ってご存知ですか? 若者の言葉を覚えていると、男の人でも女の人でもコミュニケーションが取れる。」

テレンス先生、「面倒くさい方法なんですけど、登山療法っていうのがあるんですよ。山登りと言っても、八ヶ岳とかではなくて、このあたりだと、高尾山。ああいう軽い山に登ると、だいたい、先に登って降りてくる方が、『もう少しですよ。』と声をかけてくれる。登って高揚感があるときに降りて逆に自分から話しかけるんですよ。」
大塚「山登って。声かけられるの、うっとうしいと思いませんか?」

重田先生、「一日に何分とか一週間に一回とかでもいいので、なりきり仮面になる。サッカーのサポーターがフェイズペインティングを付けた瞬間、ものすごいファンになれたり、はずかしめもなく応援が出来たりする。それと同じで、自分に仮面をかぶるんです。女性は化粧でできるんですけど、男性は、心に持つ。」

澤口先生、「今、何歳ですか?」
大塚「62歳です。」
澤口先生、「すると、人生の目的が決まってるんですよ。男性の場合。後輩を指導する役割を負わされるようになっている。後輩を指導することによって脳機能が上がる。知識と経験をお持ちなので、活用するってことをしないと脳は衰えていきます。」
大塚「よし、明日から厳しくいくぞ!」
加藤アナ、「あ〜!! がんばります。」


まとめ

1. 若者が使っている言葉を覚える
2. 山登りをする
3. 自分とは別の役柄を演じる
4. 後輩の指導をする

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