ホンマでっか!?TV 第48話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その8)
※ 高橋克美(俳優)
高橋、「優柔不断な性格を直したい。」
池田先生、「どんなことで優柔不断なんですか?」
高橋、「洋服を買うときに、同じ柄なのに色を選べない。」
門倉先生、「優柔不断かどうかを調べるテストがある。書いていただきたい文字がある。漢字の『口』です。」
高橋、漢字の「口」を可能な限りさりげなく書く。
門倉先生、「本当に優柔不断ですね。」
澤口先生、「何時頃からそういうことが起こっていました?」
高橋、「子供のころから。」
澤口先生、「だとすれば、脳科学的には問題ないです。性格特性の一つなので、直らないし直す必要もない。」
金子先生、「経済的には、年間約240万円、損しています。1回迷うごとに約6分間、それが1年間で1200回くらいとして、120時間迷っている。(俳優のギャラから換算して?)時給2万円として240万円損している。ファーストフード店やコンビニでは、迷う時間を無くすために仕事をマニュアル化している。火曜日はラーメンを必ず食べるとか、自分の習慣をマニュアル化しておくと、迷う時間が無くなるので、その分の経済的損失は減る。」
高橋、「選べないから、舌打ちされたりします。」
金子先生、「女性とのデートの時も、迷われるタイプですか?」
高橋、「以前、付き合っていた彼女に『ゆーじゅう』と呼ばれていました。」
澤口先生、「遺伝子そのものが、典型的な日本人なんです。欧米人の方は、優柔不断な方はあまりいない。セロトニン関係の遺伝子がSS型だと思います。」
池田先生、「今、澤口さんが言っていた、SS型と言うのは、不安で神経質な傾向が強い。」
武田先生、「SS型は、許容力が強いとも言われている。携帯電話を買いに行くときに、1時間も悩んでいる。悩むというのは、どちらでもいいんです。これもいい、これもいいと言っているから優柔不断に見える。」
池田先生、「優柔不断な人は、リスクを回避することができる。決断力があり過ぎる人は大損しやすく、リスクが大きい。」
武田先生、「決断というのは危ないんです。未来の事は必ず間違う。人間の頭は、過去の事しかわからずに未来のことはわからない。迷うのが正しくて、決めるのが幻想なんです。」
児玉先生、「レストランに行った時に、メニューを最初から最後まで見るでしょ。そうしたら不幸になるんですよ。オリンピックのデータがあって、銀メダリストと銅メダリスト、どっちが幸せと言う質問の時、銅メダリストのほうが銀メダリストより幸福感があった。」
さんま、「銀はぎりぎりで金取れたのに・・・。」
児玉先生、「そう。銀メダリストは、『何で、金取れなかったんだ。』と思う。銅メダリストは、『メダル取れたんや。』と思う。」
澤口先生、「その場合、落ち込んでます? (決められなかったとき、)落ち込むか後悔するかが分かれ目。」
高橋、「落ち込んだりはしていないです。」
澤口先生、「良かった。emotional decision making. 感情的に決断する能力が働いている部分があって、決断することに落ち込むと脳に悪影響を及ぼす。後悔が反省にいくと、感情的に決断する能力が高まっていくんです。反省をすることを癖にすると決断力がついていく。」
児玉先生、「シュワルツという学者が人間を2つに分けている。1つ目は、マキシマイザー、2つ目は、サティスファイサー。マキシマイザーは、色んなものに悩み、常に最大の利益を得ようとする人。サティスファイサーは、選んだものが一番いいと信じ悩まない人。幸せになるのは、後者のほうである。マキシマイザーは後悔してしまう。後悔をいつもしていることは、人間としては不幸である。」
武田先生、「いつでも最大の利益を希望する人がマキシマイザー、なんでも満足できる人がサティスファイサー。」
門倉先生、「外国の女性とお付き合いされたことはありますか?」
高橋、「ないです。」
門倉先生、「決断力を高めるのに、英語を話す外国の女性とか中国語を話す外国の女性とお付き合いするといいです。英語と中国語には、『どっちにしようかな』的な表現がないので、決断力が高まる。」
テレンス先生、「スポーツはやられますか?」
高橋、「草野球を。」
テレンス先生、「格闘系はやりませんか?」
高橋、「やらないですね。」
テレンス先生、「アメリカの陸軍士官学校、決断力をつける為、ボクシングとフットボールをやらせる。ボクシングは、どう殴ろうか、どう避けようか考えている暇がない。反射的にやるものなんです。球技は、集団行動で、どこにパスをするかとか、考える必要がある。そういうことで瞬発力を養うことで決断力も養われる。趣味でもいいので、ボクシングを始めるといい。」
--------
※ 小杉(ブラックマヨネーズ・14歳年下の女性と結婚)
小杉、「14歳離れているんで、その辺は大丈夫かなと。」
吉田、「あんたの小さい股間で奥さんを満足させることができるのか?」
武田先生、「睾丸の大きさが20mlを切らなければ大丈夫。」
池田先生、「奥さん、何されてるの?」
小杉、「今は、専業主婦、前は、歯科助手をしていました。」
池田先生、「一般に離婚率は50%くらいある。旦那さんがものすごく忙しくて、社会的に成功されている。奥さんは、普通の人と言うと、旦那さんは奥さんから見ると、雲の上の人に見えてしまう。奥さんにしてみれば、最初の1,2年は、亭主に何言われても『はい、はい。』としか言えない。すると、対等な関係を築けずにストレスがたまる。」
植木先生、「女性って、すごく期待するんですね。1番言ってはいけない言葉が、『14歳しか離れてないじゃん。』。14歳離れているのに結婚したということを一生意識している。」
尾木先生、「今、歳の差結婚(男性が11歳以上年上)が増えています。2000年は、2.1%だったのが、2008年は、4.4%まで増えています。74歳の男性が24歳の女性と結婚した例もある。教訓にした方がいいのは、相手は若いから、浮気をするんじゃないかと思う。ただ、あまり心配し過ぎるとDVになってしまう。」
武田先生、「日本人の場合、男性の成熟度が、遅れている。16%若い女性と一緒なんです。なので、精神年齢は9歳差なんです。9歳差は、戦争が終わったころ、多かった。そして、非常にうまくいっていた。」
テレンス先生、「歳の離れたカップルが、1個だけ譲ってはいけない所がある。それは、趣味なんです。年下の妻が、夫の趣味に合わせると結婚生活がうまくいく。逆は途端に破たんする。」