ホンマでっか!?TV 第65話(その2)
「ホンマでっか!?人生相談」(その19-1)
※ 芦田愛菜(その1)
芦田、「お部屋を片付けられるようになりたい。」
尾木先生、「どんなものが片づけられないの?」
芦田、「塗り絵と色鉛筆が置いてあったり、シールを貼ってて、呼ばれると、呼ばれたなと思ってその辺に置いてしまう。本を読んでいたのに忘れちゃって違う本を読んでるんです。」
尾木先生、「どうして、そんなに片付けようとするようになったの?」
芦田、「片付けようと思っているときにお母さんに怒られてやる気無くしちゃうんです。」
尾木先生、「ママと一緒にやってもらう。」
さんま、「『自分でやりなさい。』と言うんでしょ。」
芦田、「はい。」
尾木先生、「そうしたら、僕から言ってあげる。」
尾木先生、「母親が片づけ場所を用意し、一緒に片付けると整理する癖が身に付く。」
芦田、「お部屋からリビングに持ってきちゃって、片付けるのを忘れちゃうんです。」
尾木先生、「各部屋に片付ける場所を作り、そこに片付けるようにすると良い。」
澤口先生、「あのね。お母さんにね、お母さんに怒ってもらわないようにしてね。なぜかというと、お母さんは、自分がいろんなことをやっているときに、お母さんに怒られるとかえってやりたくなくなっちゃう。愛菜ちゃん、ここに、△の場所に〇をつけてくれる?」
澤口先生、「このテストをすると、どこがいけないかが分かる。選択的注意能力、色違いから選ぶ事は、誰でもできる。形の違いから選ぶことは、トップダウン的な注意と言っている。注意力が必要となり難しい。この能力が弱い子は、注意が分散してしまい、上手く片付けられない傾向にある。」
澤口先生、「頭はすごくいいので、片付けられる頭は持っている。だから、悪いけど、お母さんがいけないんだ。片付けるときにいろいろいっちゃうんだよね。それがいけないんだよね。」
植木先生、「お母さんの事をみんなの前で悪く言われると悲しいよね。お母さんが悪いんじゃなくて、愛菜ちゃんはそういう能力がある。片付けるのがつまらない?」
芦田、「読んでて、そこらへんに置いちゃう。」
植木先生、「いい方法は、頭の中にないんだけど。」
池田先生、「君の考えている事がとってもよくわかる。別の事をしたいと片付けている暇がない。時間がもったいないの。だから、おじさんの家はめちゃくちゃ。そういうのを1年くらいやっていると、見るのが嫌になるから、自分で片付けたくなる。」
テレンス先生、「本は愛菜ちゃんに読んでもらうと嬉しい。でも、読んでくれた後に、放っておかれると寂しいでしょ。本の気持ちになって考えてごらん。」
おおたわ先生、「1個、お母さんにお願いして、映画のDVDを買ってきてもらいたい。ディズニーのアニメで、『トイ・ストーリー』というのがあるの。おもちゃにも心があって、おもちゃにもお家があって、自分の帰る場所があって、守る仲間があるという話。愛菜ちゃんが持っているおもちゃも同じように心があって、帰りたい場所があって、家族があると考えたら、遊んだあと散らかしておいたら、かわいそうだと思いませんか?」
芦田、「思います。」
おおたわ先生、「そうしたら、お家に戻してあげようって自然になる。」
テレンス先生、「今、このおばさんが言ったでしょ・・・。」
おおたわ先生、「よしなさい、それはね・・・。」
テレンス先生、「お片付けしないと、夜ね、小っちゃい悪い小人が出る。いたずらをします。」
武田先生、「昔は自動車もなかった。馬車が走っていた。携帯電話なんてほんのこの前に出来た。時代が進んでね、片付けられないなと言っている間に、お片付けロボットができる。」
澤口先生、「片付けられない子は大きくなると、芸術などに才能を発揮する可能性がある。大人になってから役立つから大事にしてね。」
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(第66話(その1)に続く)